老人クラブ総会

日時:平成22年5月8日
場所:山内学区(川西地先)
  まえがわ橋下
参加者:子ども:ななこ、のりかちゃん、まさふみ、ともほ、ゆず、かれん、みさきちゃん
   ひでのり、まみ、みやび
   大人:6人(講師は、井阪さん)
   ゲストティーチャー 落合さん


連休もいい天気でしたが、本日もとてもいい天気。山内エコクラブの原点である川の生き物調査と水質しらべをしました。
 外気温が暑かったせいもありますが、川に足を入れると、水の冷たさが気持ちよく感じました。まずは、目・耳・鼻を使っての調査、川の流れの速さしらべ、薬を使っての科学的な調査をしました。前日の雨の後でもあり、川の水の量は多かったですが、石を持ち上げると見える虫たちに大人も子どもも大興奮!
 大人がいなくても、虫やサワガニ、ゴリ、ドジョウを素手で触れる子ども達は、すっかり“カワガキ”になっていました。私たちの近くで清らかに流れる川を、どうしたら守っていけるか子ども達と一緒に考えていきましょうね。

   




井阪さん(井阪尚司先生)からの、事前学習を受けます。生き物調査の目的、方法、記録の仕方、気をつけなければならない注意事項など。。。
公民館から、川西・前川橋まで移動します。
川につきました。まずは、目で見て、音を聞いて、匂って・・・。「川に流されないように注意しましょう」
水かさが多いようです。前日の雨のせいでしょうか?でも、近くの落合さんいわく「今朝の水は流れも穏やかで量も多くなかったとの事」
川の水の流れの速さを調べます。草をちぎり流して、「1・2・3」と数えて、草が流れる距離を見ました。本日の川の流れは、「速い」ようです。
(正確には、時計と距離を測らなければならないようです)
落合さんのすすめで、川岸を反対側に移動。地点が決まり、井阪さんより、石の持ち上げ方を教えてもらいます。
上級生が下級生に教えてあげます。
ジャーン!カワゲラ
サワガニ
ヘビトンボ:少し、ムカデに似ているかも?
肉食性。他の水中昆虫をえさにするらしい。
アミカ
石をどけると、ネバーとした巣を発見。水中生物の家らしい。
手の上に置いたカゲロウ
1年生のみさきちゃん何かを発見。
「ルーペで確認」
トビゲラ
水槽に入った、生き物を観察。死んだ虫を食べている様子も確認。
ゴリ、昔はたくさんいたらしい。
平気で触るまみちゃん、すごいです。
見たことを記録しましょう。
カワガキ、ひでちゃん。
川にいるひでちゃんの様子も観察していると面白い。
カワガキ まあちゃん、何かを捕獲したのでしょうか?
記録し終わったので、水槽の生き物達を川に戻します。“お別れ式”
COD測定:薬を使っての水のきれいさを見ます。川の中にいる生物と、水に溶けている酸素の量はかかわりがあります。本日のCOD値:4(普段は、2くらいだそう)
●COD値が高いということは
水中の酸素を消費してしまう物質がたくさん入っていることで、生活排水、工場排水など汚水混入の可能性があります。つまり汚れているということ。

●COD値が高いと
水中の物質が酸素を奪ってしまうので、水中の酸素が足りなくなり魚が棲めなくなってしまいます。また、自然浄化作用も止まってしまいます。
落合さんからみんなに質問
@曲がっている川の内側と外側はどちらが流れが速いでしょうか?
A川の浅いところと深いところではどちらが流れが速いでしょうか?

答えは↓
公民館に戻ってのまとめ。水のにごりを水道水と比較したらよくわかりました。本日の水のにごりと水量は、周囲でされている田植えの作業の影響のようでした。(CODの値が高かったのも、その影響でしょうか???)


落合さんの質問の答え
@川の外側では流れが速く山をけずる(侵食)力が大きいので崖になり、川の内側では流れが遅く川が運んできた(運搬)石などを置いて(堆積:たいせき)いくので川原になります。
速さの違いができるのは、運動会などの行進で直角に曲がるとき内側の人はゆっくり歩き、外側の人は早く歩くとうまく曲がれることと同じです。この現象は河川の中流・下流域で見られます。
A深いところは、石や砂・泥があるために、水の流れに抵抗があるので、流れは遅くなります。