老人クラブ総会

日時:平成22年6月19日
場所:落合さん宅
参加者:ななこちゃん、ゆずちゃん、かれんちゃん、ともほちゃん、まさふみ、まみちゃん、みやび
   大人5人


 昔は、田植えを終えた(野上り)のこの時期に、先日のどうかん団子(いばらもち)と一緒にヨシの葉で巻いたちまきを作ったようです。田植えを終えて、秋の豊作に祈りをこめ、神さん(神棚)に、稲の苗とともにお供えしました。ヨシの葉を取ることが大変なので、今ではあまりされていませんが、落合さんの家では今でも欠かすことなく、ちまきを作ってお供えされています。ヨシの葉でもちを包み、わらでくくるのは、思ったより大変で、大人も子どもも必死。ですが仲良し落合夫婦の長年の業はとてもまねできませんでした。「今年も、豊作でありますように」と、祈ったかどうかは知りませんが、蒸しあがったちまきのヨシの香りと素朴な味をかみしめ美味しくいただきました。


川原でのヨシが茂っています。
ヨシと、かやと、ススキの区別が難しい。
ヨシは、薄くて幅広い。茎はしっかりとしている。
主役のヨシの葉と熊笹の葉
落合さんは、黒滝の奥で採ってくださいました。
使いやすいように、きれいに
そろえてくださってます。

最後にくくるわらも。
落合さんから、説明をうけます。
「昔は、野上りは6月の中旬ぐらいだった。
田植えが終わるのが、今から1ヶ月も遅かった。
農薬使わずに、自然に任せたからかなあ。」
だから、野上りと、このヨシの葉が茂るころが一致したとか。
材料:コメ粉700g、もち粉300g、
塩大さじ1杯半、水を足して耳たぶ程度にまぜます。
中に入れる餅を作ります。
たくさんの手で丸めています。
前回のどうかん団子より簡単か?
丸めて、笹1枚にくるみます。
笹に包まれたお餅。
さっと、2分程度蒸します。
ここからが、難しい。ヨシ2
本の上に蒸した

(笹に包まれた)お餅を置き、また上にヨシを2
枚置きます。
しっかりと持って、ヨシでお餅を包み込みます。
ぎゅっと握り
ねじって、わら1本で巻いていきます。
巻きながら、餅をくるむのがとてもテクニックがいります。
きつく縛るんだけど。
1つできました。
職人技です。
落合さんが、一人ひとりに丁寧に教えてくださいます。
大人たちも必死です。
最後に2分程度ゆでます。
しっかりとくるまないと
このように、お餅が脱出してしまいます。
できあがりました。茹で上がっても、ミドリが美しい。
苦労して巻いたちまきも、
子ども達のおなかにあっという間に
入ってしまいました。
ヨシの葉を散らけずに、食べる方法を教えてもらいました。
麦の中身を噛んでガムにした
こと竹の皮にシソの
葉っぱを入れてもらい、噛んだこと
など

飽食じゃない時代の暮らしについて、
話してくださいました。